悪性腹膜中皮腫と沼

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花見だ、桜だ、嬉しいよぉ♡

3月末お花見に出かけました 夫とてくてく歩いてね♪ がん告知が春(2012.04.12)だったから、どうしても春は様々な感情が浮かんでは消える。それこそヒュッとなる心だってね。 がん患者となった母親(私)が秘めていた野望 がんの告知から9年目 告知から10回目の春がやってくる でもね桜に罪はないからね♪ 素直に、綺麗だなー、儚げで素敵よねー、花見だ、桜だ、イェイヽ(´▽`)/ って楽しむのが一番な […]

生きる意味とは何?

下の子どもが大学に入学してからの 私のテンションが少しおかしい(笑)。 私は下の子18歳になるまで、それまでの年月を何がなんでも「お願いだから生きさせて」、時に泣きそうに、時に前向きに、でも決して口に出さず密かに祈っていた。(がん患者となった母親(私)が秘めていた野望) つまりはそれが「私の生きる意味」であった。 だから私は「生きる意味」を達成してしまった。 もちろんそれはとてつなく喜ばしい事であ […]

すっかり肩の荷が降りたようだ

がん告知を受け治療を一旦終えた時 先生は私に言った。 2年と思って生きるようにね、と。 多めに見積もっても2015年あたりと覚悟して生きようね私キャンペーンを絶賛開催中で、 だから日々は薄い氷の上を慎重に、朝が来るとほっとし、誰にも言わず決めていた目標へ向かって一歩ずつ歩みを進めていた。(がん患者となった母親(私)が秘めていた野望) とにかく子供たちの未来が不安で仕方がなかった。 だって母親なんだ […]

私が『患者会に属さない』理由と春

一足先に指先に春色がやってきた ネイルチェンジをしてきた。思い切り春満開の指先は見ているだけでテンションがあがる。明るいカラーはやっぱり心がうきうきするね♪ 私の人生、なぜか『春』は大事が起こりがちなのですけどね… 悪性腹膜中皮腫という希少がんになってから春で丸9年、10年目の「希少がんサバイバー」となる予定なんだ♡嬉しいな♪信じられないよ♪ 私はアスベスト暴露により「悪性腹膜中皮腫(あくせいふく […]

雪を見た、痩せた私とママ友と夏が蘇る

ふと窓を見ると空から雪が 舞い落ちており、いそいそココアを作ってベランダで鑑賞した、本日の寒い午後。 ふと関係ないことを思い出しました。 2012年春、私は2回手術をした。(よろしければこちらをご覧ください病歴についてご紹介) 2度目の手術の退院は7月、今後抗がん剤をどうするか、これについて考えなくてはならず、心配事は山盛りで、自分の見た目を気にする余裕はなかった。 食が細くなっていた。 たくさん […]

もういくつ寝るとお正月?

2020年も本当にあとちょっと 毎年のように思う、一年ってあっという間だよね、というセリフ。もちろん今年も言いました(笑)。 2020年の主な出来事、私ごとです♪ 家族四人で穏やかに年を明けた冬 ブログをはじめた私 エアポケットのように子どもと過ごせた春 子離れを経験した初夏の私 子どもの頑張りに涙した真夏 子どもの進路が決まった秋 結婚25周年を祝えた初冬 下の子の18歳を祝えた冬 Netfli […]

2020年があと数日で終わるね

さぁ、今年もあと数日で終わる ジャニオタだった2013年は「JOHNNYS’ 2020 WORLD(トニトニ)」を観劇するため帝劇に日参し、もう一層のこと帝劇までの定期を購入してもいいんじゃないか?と思うほどに通っていた(笑)。 あの頃は、2020年まで私が生きる未来も、東京でオリンピックの開催が決まるなんて、そしてジャニーさんがいないジャニーズだって、全く予想しない「まさか」であって […]

がん患者となった母親(私)が秘めていた野望

実は密かに目標を掲げておりました 子ども②が今月18歳になります進路も決まりました。イエイ♪ 2012年4月12日「悪性腹膜中皮腫」という希少がん告知の時、子ども②は小学3年生になりたてだった。 にこにこと朗らかで「ママー大好き♪」とくっついてくれる、まだあどけなさ成分がふんだんに含まれているお年頃だった。 言えなかった、絶対生きるなどと…どうしても口にし、声に出し、目標として掲げることができなか […]

がんとフラバと「感情の棚」という考え方

悪性腹膜中皮腫と複雑性PTSDと ここ数日、やるせない寂しさと向き合っていた。 私は悪性腹膜中皮腫と複雑性PTSDを抱えている。この複雑性PTSDもなかなかに厄介で、音や匂いや景色など、何気ない事がきっかけで「過去に受けた心の傷」の「痛み」がよみがえる。そう、フラッシュバックというやつだ。 対処の方法はわかっているつもり。 辛い、悲しい、不安、寂しい、やるせない気持ちは何をどうしたって「やるせない […]

私のスペオキ、永遠の0番

スペシャルデイは突然に 昨日は夫と子ども①と3人で、シャレ乙バルで軽くお酒を嗜んで帰ってきました。そろそろ後期の授業のため、また自炊生活に戻るのでね。 2012年の私には、子どもと一緒にお酒を飲み、笑顔で語り合う未来が来るとは本当に思っていませんでした。 そりゃね、がん患者と知る前は人並みに「お酒を飲みたい」「結婚するまで見届けたい」「もしお孫ちゃんが抱っこできたら嬉しいな」という、未来のワクワク […]

ある日私はがん患者となった #4

1】悪性腹膜中皮腫とアスベスト(石綿) 自分に関係ないと思っていたアスベスト被害 頭痛と生理痛だけ、自分は健康だと思っていた 20代血尿が出て十二指腸潰瘍になった 出産前に子供の心拍が確認できず入院 胃にポリープがある以外、健康について不安を感じたことはなかった。 アスベスト暴露など想像すらつかなかった ポカンとした、父親の仕事関連でもなく私も従事しておらず「なぜ?いつ?」 この疑問は今も未解決の […]

ふと聞けた本音は何のご褒美??

ある日私はがん患者となった あたらしく「ある日私はがん患者となった」というテーマで、書いてみたいと思い3投稿を終えました。 振り返ってもやっぱり「ある日」なんです。それこそ1秒前までの私は健康だと思っていましたから。 でですね、「ある日私はがん患者となった#3」を綴っている間に猛烈なフラッシュバックが襲ってきて、やはり一人静かに夜空を見上げておりました…トホホ。 2012年9月の私は、生死の選択 […]

ある日私はがん患者となった #3

1】がんと知った心の痛みと絶望 まさか私が?しかも希少がん?! 凄まじい衝撃が私を襲い感情が追いつかない 2012年4月12日に悪性腹膜中皮腫という希少がんに罹患した事を知った私。 感情が追いつかぬまま4日後にはPET検査、1週間後に自分には縁遠いと思っていたがん拠点病院2箇所の紹介状を受け取る 直視せざるを得ない現実に向き合う事となる。 がん告知以降、激しく気持ちが奈落へむかう 感情の地獄の始ま […]

ある日私はがん患者となった #2

1】ある日突然人生にやってきた「がん」という病 ※2012年4月12日からの私の治療の流れです※ 初めてのPET検査が保険適用 4月16日  PET検査、これまた名前は知っているが人間ドックのイメージが強く、健診ではく検査なので保険適用になる、という事を考えたことがなかったので、精算の際、改めて自分はがんなのだなと思った記憶。 総合病院でPET検査 腫瘍に目印をつけるため、放射性薬剤を薬を点滴、そ […]

ある日私はがん患者となった #1

1】悪性腹膜中皮腫とわかるまで 発見は卵巣のう腫の手術中 きっかけは僅かな違和感 2012年1月、生理中に気がついた皮膚のカサつき。 左側の腰骨のうえあたりの親指くらいの範囲の皮膚が軽く引っ掻いた様な淡い赤みと、北風にさられてカサカサになった膝小僧のように乾燥していた。 生理の終わりに合わせ、カサついた部分が消えて元どおりの肌になったのが不思議だったので印象に残った。 翌月の生理の時も同じ箇所がカ […]