中皮腫患者9年目の夏,by2020

中皮腫の手術から9回目の夏,by2020
相変わらず太陽はドヤ顔で輝いておりますね。
さぁ、私の今年の季節感が若干スローリーでして計算してみたら、ふふふ何と悪性腹膜中皮腫と告知された日から丸8年が過ぎ、もう9回目の夏なのでした!自分でもびっくりしました、嬉しいうっかりです。病歴についてはこちらを→■
本当に微かな違和感を訴えてくれた私の体にありがとう、そして救ってくださった先生方に感謝しかありません。
私は機能不全家族に育ち、家族に悩み、家族でいることが辛い家庭環境でした。だからこそ、我が子には同じ痛みや苦しみを感じて欲しくない、人生を生きづらいと思わず生きて欲しい、そう祈る思いで子供と向き合い、子育てをしていました。
中皮腫患者として9年目の夏になります
子育ての最中の癌の告知。悪性腹膜中皮腫という病名に癌とつかない希少がん、長期生存者の少ない癌だと。治療できても2年と思って行動してね、そう先生に告げられた事は結果的によかったと、今は思います(あの時は必死でしたが)。
余命2年、その中で我が子が生きていくために「自分で選択する力」をつけあげたい、子供が選択した道を反対せず応援してあげられる環境を整えたかった。
結果、子供①は今自分の決めた道に進学し寮生活をしている。子供②も自分の希望する進路に進めるよう今現在頑張って勉強と向き合っている。
私がこだわった「自分で選ぶ」
「自分で決める」こと。
今子供たちは前を向き歩いている。この姿を見ることが出来た私は本当に、本当に、幸せだ。あの時、手術を即決してくれた先生方に感謝してもしきれない。子供たちを見守る時間をくださりありがとうございます。
私がいなくても、きっと夫が私の代わりに孤軍奮闘してくれただろう。でもね出来れば私も見守りたかったんだ。臆病だから口に出さないようにしてたけど。
子供①はね、いつも課題に追われて
いるようです。息抜きの相手に私を選んでくれるんです、ふいに電話がかかってきます、息抜きしたいって。もう召されそうな幸せさです♪
子供②も、息抜きにリビングに落ちにやってきます。Twitterのトレンドの話やら、バンドのどの曲がいい、あの漫画おすすめ、なんて本当たわいのない話です。
誰に向けてこの幸せを叫べばよいのでしょうか?!
もう、もう、めっちゃ可愛いんですけどーーーー。はぁ、幸せすぎて、先生にハグしたい気分。いくつになってもきっと我が子って可愛いんでしょうね。
子供②は、夏季講習に入りましたよ。
子供①はそろそろ前期が終わるようです。今年の夏は足並み揃えてGOとはいきませんが、美味しいものたっぷり用意しておこうと思っています。ん?夫が?かもしれませんよー(笑)
さぁ、9回目の夏だと気がついたうっかり母ですが、あの子たちの太陽でいられるよう、そして夫に感謝の気持ちを忘れず(明日サーティワンゴチっす)、自分の心身を大切にしながら、改めて今年の夏を生きようと思います。
どうか皆様も、僅かな違和感でも見過ごさず、お体ご自愛くださいね。
いつも遊びに来てくださり、ありがとうございます。
by中皮腫患者mochi
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