ふと聞けた本音は何のご褒美??

ふと聞けた本音は何のご褒美??

ある日私はがん患者となった

あたらしく「ある日私はがん患者となった」というテーマで、書いてみたいと思い3投稿を終えました。

振り返ってもやっぱり「ある日」なんです。それこそ1秒前までの私は健康だと思っていましたから。

でですね、「ある日私はがん患者となった#3」を綴っている間に猛烈なフラッシュバックが襲ってきて、やはり一人静かに夜空を見上げておりました…トホホ。

2012年9月の私は、生死の選択

なんでフラッシュバックが襲ってきたのでしょうね。

あの年の9月は、追加治療である抗がん剤をするかしないか、その悩みと戦っておりました。文字通り「生きるか死ぬかの選択」の真っ最中。

あの時の感情が蘇ってきたのか、毒母の言葉が再び心に傷をつけようとしたのか、うーん、過ぎてしまった今は正解がわからないのですが…、

気圧もあるのでしょうか?今回の落ち込み久々大きなものでして、焦りました。

奈落で座っている私にご褒美が♪

そんな日々でも嬉しいことも起こるわけで、つくづく家族はありがたいな。

子ども②が昨夜、勉強を終えリビングに来ていろんな話を(受験生の悩み多め)していて、ふむふむと聞いておりました。

大変だと思うのですが、やはりこの年齢の子ども②を見つめて話ができることがこの上なく嬉しくてですね…、

頑張らないとニヤけてしまうので、気を引き締めつつ聞いておりましたよ。

気が済んだのでしょうか?「寝るね。やっぱり聞いてもらえると安心する」と。

いいですか?

聞いてもらえると安心する!

ですってよ!

もーーーーー、何のご褒美かよ(°▽°)!!!!!

この気持ちをどんな言葉で表せばいい?

はぁ、もうね親冥利に尽きると言うのでしょうか?合ってます?嬉しくて昇天しかけており、笑顔でおやすみと言うのが精一杯でございましたよ…ニヤニヤ。

子ども①はリビングで落ちてるし、夫がたまたま人間ドックで早い帰宅で、みんなで一緒に月見バーガー食べれたし。

これを幸せと呼ばずになんと呼ぶ!でございました。(あ、健康診断行きましょうね♪)

アップダウンなんて本当は無いのが嬉しいのですが、凪のように過ごすのは難しいですね。

見ている景色は違っているのが正解だ

子ども①から見える世界と、子ども②、夫、私、それぞれ物の見え方や、優しいと感じる種類や、惚れる生き方は違うけれど、違いを聞くのが楽しい。

いつの間にかしっかりと意見を持つ人になっていて、ほう、この話題を話し合えるのか、と楽しくてたまらない。

親子ではなく、一人の人間として意見を交換しあえる、または違う見方を教わる、これがまた刺激的で楽しい。

小さな命を社会に送り出して終わる

ほんの十数年しか関われないのが子育てだ、そう思っていた。でもそれは、私の家がそうなだけだった事を知った。

これだけでも、生きた甲斐があるかな?

きっと子どもたちがそれぞれのフィールドを生きても、これからも語り合える日はあるのだ、そうやって人生は繋がっている

これも子どもから教わった大切な事。

どうしてかな?子どもから教わることってど直球で真理をついてくる。うん、としか言えない圧倒的正論。今日もありがとうという気持ちしかないや。

浮上中の私に、ご褒美がやってきた!というお話でした。

by 中皮腫患者mochi