やる気と未来と自分で決める力

やる気と未来と学力について
暑くてぽやんぽやんになっておりました。
今日は子供②の面談のお供してきました(幸せなり)。
私は子供の学力について親が関わるのは義務教育期間までと決めています。その後の勉強や進路については、本人たちが語る時まで私からは聞きません。
子供が生まれた時から、そんな竹を割った決断ができていたわけではありません。ただ、私自身が習い事を延々とやめさせてもらえず、屈託なく遊べただろう時間をほとんど習い事に割く日々だった事。そして嫌嫌やった事はやはり身につかず、母にお金をドブに捨てたと責められ、なにも良い結果を生まない苦い経験があるので。(毒親話です、よろしければこちらを→■)
ですので習い事は慎重に、そして検索好きは昔から(笑)
やる気と未来、それは自分で決める力
例えばお絵かき教室と言っても様々種類があり、絵の書き方を教える、色々な画材に触れる、工作もできる等。教室の雰囲気、子供と先生の相性、同級生との関わりも出てきます。
長く続ければ良いものでもないし、二人が同じ習い事が向いているわけでもないので、始まりも終わりも気楽がいいなぁ、と思っていました。
まぁ、そうは言ってもいざやめたいと言われると迷うので、休会可能、振替有りのところ、一度離れる事が可能な所にお願いするようにしていました。
がむしゃらな一人目の子育て、
先取りを意識した事もありましたし、押し付けてしまった時期もありました。それこそ怒り、お尻を叩いて覚えさせたことだって。一人空回りお勉強おばけだった時代があります。一体こんなに怒って教えようとしている私は我が子を何者に育てたいのだ?と。
時に育児本に、時に先生に相談をしたり…基礎学力はつけたい、でも嫌いになったら意味がない、このさじ加減が難しいと痛感していました。
そんな時に癌の告知。
急がなければ間に合わないかも、だからゴールを自分に決めました。
基礎学力をつける、これに集中しよう、ならば義務教育までだ、と。
子供たちが薄ら未来の形らしきものを
話してくれる時こそチャーンス(ミサトさん風に)!でして…もし希望の方向に進むとしたらどんな感じかな?そんな話をつらつらとしていました。こんなかなー、あんなかなーと。
例えば、専門の学校や、資格が必要かもしれない等、子供が想像できるかな?位ちょっと先の話を、時にスマホで調べながら話したり、こんな仕事に繋がるみたいだよ?なんて話したりしています。先生に聞いてみるといいかもよ?とも。
いずれにせよ決めるのは子供自身、親である私たちは応援する。このスタンスでやっています。
塾に行きたいんだけど…
子供②がそう言ってリビングにやってきたのが2日前。うん、うん、いいじゃん、いいよ、いいねって。
幼稚園の時、ひらがな覚えるのがクラスで一番遅かったあの子が(涙)、小一の時創作漢字を作ってたあの子が(嗚咽)…、しみじみ君は本当に私の子よね?誰かと入れ替わってないよね?
よかったらお母さん調べようか?と聞いたら、パッと笑顔で「助かる、探す時間がもったいなくて」などと、ますます持って我が子なのか不安になる返事が返ってきて咽び泣く所でしたよ
調べ物得意だから任せといてー♪
ちなみにのんびりさんな子でして、やる気スイッチが急に入って驚いています。私と夫も子供②らしいねー、なんてのんびり構えていたので(笑)。
子供②の希望に近い順から塾に問い合わせ、面談日を決めて今日行ってきました。子供②自身、自分の克服したい点、伸ばしたい科目について冷静に分析していて、塾長とどんな風に勉強を進めたら良いのか、話し合っておりました。
私は横で、ほう、ほほー、と感心して聞いていました。すごいなー、やっぱりこの子の背中にも羽が見える、眩しくて尊くて清らかな、かけがないのない素晴らしい羽が、泣いちゃいそうなキラキラした空間だった。
自分に余命があると知った日から
私が側にいてあげられないかもしれない「子供が自分で羽ばたこうとする時」、その来るべき未来に備え「自分で決める力」を何とか伸ばしてあげたかった。
でもね、そんなのは親の独りよがりでした。
親が思うよりも、子供は逞しく、そして真っ直ぐだ。
今日私が子供から教わった、清らかな心。本当に子供から学ぶことがたくさんある。ありがとう、心がふんわりする。
手前味噌であるが、さすが我が子。
自分の得意不得意、受験から逆算した日数、どう勉強するのが効率良いのか、それらをちゃんと自己分析していたようで、惚れ惚れと見ておりました。
やっぱりね、マリオオデッセイが役立ったのだ。
冗談じゃなくてゲーム大事っすよ。クリアしたい、後ちょっとだったのに…だから工夫するし、画面をよーく見て考える、「好きだから努力」できる。ゲームなんて、と馬鹿にしてもらっては困るのだ(笑)。
やっぱり最後は本人のやる気なんだな、としみじみ教わりました。あれがいい、これがいいと押し付けた所で、母の希望する進路にはかすりもしなかった私が言うのだから間違いない。
子育て真っ最中であれこれ迷う事も
ありましたが、一番は「掛け値なしに愛する」気持ちが大事なんだろうな、と毒親育ちの私は感じます。うん、できれば私はそう愛されたかったな、ってね。
私が掛け値なし子供を愛せているのか、果たして私の愛は重くないのか、これは子供自身が答えを出すものであるので、私には永遠にわからないと思います。
温かさが少しでも伝わっていたらいいな、と欲張る私もいますが、それよりも何よりも、子供の背中に羽が生え、これから先がふわーと広々と広がっている、この姿をみる事が出来た奇跡に感謝しています。
どうか、どうか、自分だけのためにその羽を使って欲しい
子供たちの未来が楽しく笑顔で溢れるものであってほしい
羽が傷ついた時、休める場所がありますように
ちょっと欲張ってその場所も用意し続けられたらな
うそうそ、ビビリだから未来は決めない約束です
by中皮腫患者mochi
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