個人的「そうだね、健診行こうね」活動を細々と

「そうだね、健診行こうね」個人的にすすめている
「癌にだけはなりたくないよね」
ある人との会話中「健康」について、その人はそう言った。その人に私が悪性腹膜中皮腫という癌に罹患している事は伝えていないので、一般的な話題として上がっただけ。
なので私はそんな時は個人的な活動である、「そうだね、健診行こうね」活動をおすすめするのだ。笑顔を忘れずにね。
あ、ちなみに活動と銘打っておりますが、単に私が勝手に心の中で名付けただけですのでお察しくださいませませ(笑)。
癌にだけはなりたくない、この言葉わりと聞きませんか?両親も常々言っていました。いろんな病気があるけど癌にだけはなりたくないと。
だから「そうだね、健診行こうね」活動を細々と行っている
だからまわりの人たちにせっせとお勧めしています。
「ちょっとの違和感でも病院行こう」活動とともにね。
いやいや、意外と主婦の方で健診面倒と、スルーされる方いらしゃるので、そういった方には、話せる範囲であくまでも具体例として、健診と違和感を見逃さない大切さを訴えております。
お友達に、病院行くように友人にも必ず伝えてね、とプッシュも忘れません。
40代がこれから始まるって時に癌
しかも希少がんに罹患していることを知った私。きっかけは違和感から。
しかも余命の話まで出た衝撃は、自分の人生は老後も続いていくと、盤石だと思い込んでいた基礎の部分、そこが実は盤石を約束されているものではないのだよと、そん当たり前の事を、「ガツン」と教えてくれたのだ。
世の中には難治な病は多種存在し、癌だけが苦しく辛い病ではない事もわかっている。そして人には表からは見えない事情がある事も。だからセンシティブな話題を自分から振ることはあまりしない。
何で私が?この葛藤と癌を抱えこの先も生きていく人生。納得がいかない、だけど実際起きた事実だから受け入れるしかない、この飲み込み辛い大きな不安。
きっと今まで私と交差した人の中にも
飲み込み難い不安を頑張って受け入れ、笑顔ですれ違った人がいただろう。
そしてこれからは私がそうなるのだな、ってあの時思った。
治療する事、健康であれば一生しなくていい頑張り。私だってそう思っているよ、癌なんてなりたくなかった健康が一番だって。
でも発見し治療を考えて、救ってくださった先生方に心から感謝している。今こうやって生きていられるのは間違いなく先生方のおかげ。
せっかく救っていただいた命なのだ
大切に余すところなく使い切らなくてはバチが当たる。頑張って生きている私の体にも失礼だしね。
私が喜びそうなものを食べて、楽しいことをして、大切な人たちとの時間を幸せに過ごす、これが救ってくださった先生方への恩返しだと思うんだよね。
適度な運動と、睡眠と、水分、これは頑張ってる私の体へのお礼かな?
これから先も不調な日は不安になるだろう、けれど「存在しなかったかもしれない」今現在を私は生きている、これはやはり確実に幸せ案件だ。
癌になっていなければ当たり前に
今を過ごせていたのに、そんな気持ちがないなわけじゃないよ?今だってうっかり出てきそうな時もある、無い物ねだり。
だって友人の大半は私が健康な人と思って接してくるから、むー、むーん、くー、その話題かぁ、とかはあるのだやっぱり(笑)。
今は「私も健康な人ですよーん」って顔して話せるようにまで慣れました。癌患者8年目です、よくここまで頑張ってくれているよ私の体、ってしみじみいじらしく可愛らしくさえ思います。
これから先に待ってる未来の可能性
それを考えると正直ジリジリするし、相変わらずPET検査は苦手だし、結果を聞くのは胃が痛い。だけど癌とわかってるからこそ定期的に検査してもらっている、感謝しなくてはいけないなって。
だからね、せっかく頑張っている私の心身のためにも、不安な日は心の中にあるウキウキを無理くりひっぱってテンションを上げてあげるのだ。
落ち込みそうな時は、楽しいことを考えて、今生きていることに感謝をし。
健診ちゃんと行ってね、と願う
みんながどうか病気や癌になりませんように、健康でありますように、病気に勝ちますように、そう強く念じている。
「そうだね、健診行うね」と「ちょっとの違和感でも病院行こう」活動を細々と行っている私としては(笑)。切実に切実に願っている。
だってさ、みんなが好きなんだ
健康でいて欲しいじゃん
ついでに私も混ぜて欲しいしね
by中皮腫患者mochi
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