「癌」と「がん」の表記とSPEC祭り

「癌」と「がん」の表記とSPEC祭り

夫と『SPEC祭り

「〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」(堤幸彦監督)』を開催しておりました。

連ドラ  → 〜翔〜 → 〜零〜 → サトリの恋 → 〜天〜 → 〜結〜 漸ノ篇→ 〜結〜 爻ノ篇 の順番で(いらない情報か?)

ケイゾク(ドラマ)にはまり、夫と映画も観に行きました。その時「朝倉」がいました。(仮面ライダー龍騎に「浅倉」が登場した時を思いだ…いやこれもいらない…)

トリックも、子ども①②は再放送世代でありますが一緒に観ましたなぁ。

そしてSPEC。

この頃夫は仕事が忙しくて観れておらず、なぜ巻き込んでしまったのか記憶はあやふやですが「映画〜結〜 爻ノ篇(最終回)のみ夫も一緒に観に行きました。

世界観をご存知の方は何て無茶な事をと思うことでしょう。はい、私も何故一話も観ていない夫を誘ったのか謎です…気の毒に

簡単に言うと「癖の強い作品」でして、ちょいちょい過去作品が絡み、オマージュシーンが挟まっていて、で一貫して癖が強いんです(笑)

なので全く知らない世界の

しかも最終回前後編の「後編のみ」観たわけですから、さーーーぱりわからなかったと言っていました。まぁそうでしょう、わかったらとしたら絶対スペックホルダー確定案件ですよ。

ですので一度ちゃんと観たかったようで、今回深夜一挙放送から上記の順を経て、〜結〜 爻ノ篇を観た夫は初めて観た映画」のようだったそうです。

うん、うん、そうだろう。そして再び登場した「朝倉」にときめいた私達。

ケイゾクから見直すことにしましたよ。改めて「朝倉」を思い出すために♡

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当麻の体内に入り込んだ

カラスが口から出そうになるのを、無理やり飲み込シーンが出てきます。

当麻が必死で自分という「肉体」を使い切る覚悟で、カラスが口から逃げないよう、一点集中し耐えて飲み込む場面、息を飲みました。

手術後に麻酔が切れ「痛い」を我慢し、一点にだけ全神経を集中させ耐えたあの時の気持ちがリアルに蘇りました。すごいな、体現、迫真、心に刺さります。

たのむもう少しだけ持ってくれこの体

一番大切で忘れちゃいけないのは愛

がんとわかってからの私は、

好きだった推理小説読めなくなりました。理由は簡単、人が死なないと物語が始まらないから。

医療系ドラマを一切見なくなりました病室のセットが入院中を思い出させるから。

病院が見える高速道路使わなくなりました。通院以外で病院を見たくなかったから。

時間薬という言葉を

友がくれました。「大丈夫、無理しない、嫌なものは遠ざける」そのうち時間が解決してくれるからと。

本当でした。

今では推理小説がんをテーマにしたドラマ病室だって、みてもチクリと胸が痛くならなくなりました。あの頃は「死」を感じさせるものに近づきたくなかったのかな。

自分の心と向き合う、

病と向き合う言葉は簡単ですが私は未だに「がん」と「癌」表記が心に添わない時があります

「癌」という漢字自体を心が嫌がるんですが…同じ気持ちの方おられますでしょうか?(棲み分けは知っています、気持ち的なことなのですが)

全く気にならない時もあれば、気持ちの悪い形漢字だ、と抵抗感が出るんです…

でも敢えて漢字表記したい時もある不思議。

あ、SPEC面白いです!癖になりますよー、ぜひ♡

by 中皮腫患者mochi