2022年の春がやってきますね
- 2022.03.18
- がんと向き合う
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悪性腹膜中皮腫
(あくせい ふくまく ちゅうひしゅ)という希少がんの告知を受けたのは、2012年4月12日だった。
今年の春はね、私が「希少がん患者として」生きて丸10年の春なのだ( ´艸`) ♡
治療の際
「石綿健康被害医療手帳(保険証)」が必要で、5年に一度更新があります。
更新にあたり、いくつか書類を提出するのですが、その中の一枚は、がん拠点病院の担当医師に記入をお願いします。
2022年1月の診察時
先生に「せんせー、春で丸10年です♪更新書類の記入、どうぞよろしくお願いします。ふふふ、嬉しいですよぉ、子ども②も18歳なんです ♡」とニヤニヤ伝えました。
普段あまり表情を出さない、私を担当してくださっている腫瘍内科の先生が、クールなお声で「ふふふ、いいですよ?」と書類を受け取ってくださり、モニターに向かい微笑んで下さりました。嬉しかった( ´艸`) ♡
もちろん平坦では無い
10年の歳月ではあった。そして検査も通院も引き続き必要である現実は変わらない。
だけどあの時子ども②は8歳だった、涙を堪え「あと2年」と胸に刻み生きた。(2012年に手術を終えた後、医師より「2年と思って生きて」と余命宣告を受けていたので…)
がん患者である事に
幾分慣れた。それも本当である。
私の命が続く限り「がん患者」であり続ける人生、がんと共に生きる、これが私の人生だと。
全ては
2012年、沢山の先生方が私を助けてくださったから今の私がいるだ。
心から感謝の気持ちしかない。
10年前、がん告知のあと病院を出たのは夜だった。
大雨とライトアップされた満開の桜…、綺麗で儚くて、強い雨に散らず咲いている花たち。あの夜の光景は私の脳裏に深く深く刻まれていて、蘇る度、さまざまな感情に飲み込まれる。
がん患者となってから11回目の春がやってくる
やはり感謝と謙虚を忘れずに
愛する家族に溢れてこぼれちゃうほどの愛を届けられたら嬉しい
遊歩道の桜の蕾に、みっつ「うっかりさん」がいた♪綺麗なピンクをチラリと開いて春を見せてくれた。
さぁ、そろそろ春だね!
by 中皮腫患者mochi
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