2020年があと数日で終わるね
- 2020.12.27
- がんと向き合う
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さぁ、今年もあと数日で終わる
ジャニオタだった2013年は「JOHNNYS’ 2020 WORLD(トニトニ)」を観劇するため帝劇に日参し、もう一層のこと帝劇までの定期を購入してもいいんじゃないか?と思うほどに通っていた(笑)。
あの頃は、2020年まで私が生きる未来も、東京でオリンピックの開催が決まるなんて、そしてジャニーさんがいないジャニーズだって、全く予想しない「まさか」であって、希望も期待も持たず生きようとしていた頃だった。
生きているという『今』は
やはりラッキーであり『たまたま』なんだと思っている。何かをしたから2020年を生きる私が存在しているわけではなく、やはり偶然にも生きている、そう表現するのがしっくりくる。
人生100年と言うのならば、30代の私はまさか40代以降を完治の訪れない「進行形のがん患者」として生きる未来など考えつきもしなかったわけで…
残念ながら特効薬があるわけでもない中皮腫患者としては、生きている限り「時を刻む音」に注意を払い生きていくしかないわけで…
でも半世紀近く生きてきた経験が
「がんばれ、微笑んで生きろ」と私に声をかけてくる。
人には「人に言わない痛み」がある事を痛いほど知っているから、私が特別辛いわけじゃない。だからと言って特別ラッキーなわけでもない、
仕方がないのだ、自分の人生に起こってしまった出来事だ、そう私を宥め前を向くしか、私は思いつかない。
生きていたい?と聞かれたら「わからない」と答えるだろう。
だって私の最優先事項は「子ども」だから。
あの子たちが存在しない世界を生きたい?
ううん、それはいい。もし命を譲れるのならあの子たちに譲りたい。
そう、私は自らの意思で夫と家族になり、子供を授かったのだ。あの子たちの幸せを一番に願い、何かあったら護りたいから生きたいのだ。
下の子が18になって「生きて護る」という枷はなくなったから、殊更あの子たちの幸せのためなら私は喜んで譲りたいのだ。
2020年もいろんな事があった。
悲しさも喜びも、痛いほど様々に。
縁があって交わった人たち全てに『ありがとう』を届けたい。
みんな自分の人生を頑張って生きていて、それが痛いほど伝わるから私も頑張れるから。心からありがとうなんだ、本当にさ。
頑張るね、顔を上げ背筋を伸ばし、平気のへのカッパな私でね。
だってさ、子どもたちも夫も、不安にさせたくないじゃん♪どうせならケラケラ笑って過ごしたいじゃん♪
だってさ、まさかは本当に「まさか」のタイミングで訪れるって身に染みてわかったから。
悪性腹膜中皮腫という希少がんに
罹患し、来年の春で丸10年になる。
20歳からが意志のある人生と考えたら、3分1はがん患者として生きている計算になる。なんなら40代は全てがん患者として生きてるような、嘘のような本当の話だ。
中皮腫とわかった当初、本当に2020年(トニトニ)を迎えるとは1ミリも信じていなかった。
渋谷が生まれ変わると言われていたけれど、私には関係ない見ることのできない未来だと思い、目を背けていた。
やっぱりまさかは「まさか」で、
もうすぐ2021年がくるんだよ?
スクランスクエアもミヤシタパークも湘南新宿ラインが渋谷駅に近くなった事も「まさか」私の目で見て、私の足で歩いて楽しめている。
良くも悪くもまさかは、やっぱり「まさか」なんだなよ(しつこい?)。
私にできる自己防衛は、明日楽しめる事も今日できるなら「やっとけ私」だな、うん。
もうすぐトニトニ(2020)が終わるね、今年もなかなか激動だったね。今日を積み重ねたよね?私は満足しているかな?
自分のことって俯瞰で見るのが難しくて、いつも後になって気づく(笑)。
でもね、私の命について、
私以上に真剣に考えて下さった先生方に、今年もお礼を言うことができてほっとしてるんだ。
私が真剣に今を生きることが、救って下さった先生方への恩返しだと勝手に思っているから。
40以降の私の人生は
やっぱり感謝と謙虚を小脇に抱え
楽しいことを率先し
未来を見通さず
今に目を向け楽しむ
それが私の性に合っている
2020年お世話になった人たちに
たくさんのありがとうと
愛を込めて
♡thanks♡
by 中皮腫患者mochi
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