南無阿部陀仏@下北沢Flowers_Loft

南無阿部陀仏@下北沢Flowers_Loft
2020年11月8日(土)私は、KNOCKOUT FES 2020に行くため下北沢へ向かった。
お目当てのバンドは『南無阿部陀仏(なむあべだぶつ)』。
彼らの音楽を知ったのは年明け1月、最初に聞いた「若者よ、耳を貸せ」という曲に心をがっつり掴まれたのを覚えている。その時彼らは卒業を控えた高校生であった。
声が好き、歌詞が好き、メロがいい、という私が好きになる理由しかないじゃん?的な、これまた「沼」案件となったバンド。
南無阿部陀仏の何が好き?
等身大の若者の、視界の開けた、夢を叶えようと思う気持ち、でも怖さだってもちろんある、そんなレールのない「自由な世界」へ飛び込んでいる最中の感情がドンと素直に伝わる、歌詞がメロが好き。「青春」でロックで心が熱く躍るのだ。
そして彼らの曲は常に「前を向き」顔を上げ広がる先を見つめている。
キラキラと眩しいほど真っ直ぐで、言葉が心にスッと届く。力を込めた先は、自身へと向い、届ける音は熱くも「優しい」のだ。
何度も何度も繰り返し聞いた
「若者よ、耳を貸せ」。3月の渋谷ミルキーウェイのライブに行きたかったが、残念だけど開催されず、代わりに配信ライブを行った。
無観客で行うライブは難しかっただろう、ぶつけたい先は画面の向こうの見えない相手なのだ。
その難しさ、歯痒さ、そして音を届けたいという熱い想い、そんな彼らを見ていて、ますます「生音」を聞きたい、いつか絶対聞くんだと思った春。
念願かなって11月8日、
彼らの生音を聞くことができた。
一曲目、はじまりの「若者よ、耳を貸せ」。泣きそうに感動で、鳥肌で、若者で、熱くて、キラキラまぶして、そしてやっぱり熱くて…いろんな感情が混ざった「声も音も」心の根っこに響きました。
南無阿部陀仏の曲を聞くと、若者のキラキラした未来を見つめる瞳、前を向き歩く強さ、正直や優しさは温かいんだ、ということ。眩しくて、私も背筋を伸ばして顔を上げ、優しく生きたい、そんな気持ちが心に湧いてくる。
そして今を生きる「我が子」と重なって、やっぱり泣けてくる。今を懸命に、がむしゃらに走る姿は、やはり尊く美しい。
頑張れ!若者よ!と心の拳を強く握り、エールを送りたくなる。
あんなに心に届く歌詞を、音を、「熱くて真っ直ぐでかっこいい曲」を世に生むんだよ。すごいなぁってしみじみ感動する。
わかってる、「わかっている人」に
年齢も性別も国籍も、そんなものは関係ないことは。それでもさ、やっぱり刺さるってすごいなって思うんだ。
南無阿部陀仏のみなさんにとっては、アッパーなファンで申し訳ないのですが、私の心に刺さってしまったものはしょうがないので(笑)、これからも応援させてくださいね。
好きなバンドの「生音」を浴びる事、とてつもなく楽しくて、私の細胞の一つ一つが喜んでいるのがわかる。
そこには感動の涙と、喜びの笑顔しか存在しない、ばちくそに心躍る熱い時間なのだ。
音楽はいい
聞けてよかった
そんな夜
翼の生えた若者たちよ
この広い世界を
自由に生きる姿を
応援させてね
感動をありがとうございました
セットリスト(KNOCKOUT FES 2020)
- 若者よ、耳を貸せ
- 青春
- ONE LIFE
- 愛を知らない僕らへ
- ミサンガ
KNOCKOUT FES 2020と南無阿部陀仏へ感謝を込めて
by中皮腫患者mochi
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